【アメコミ感想】キャプテン・マーベル
あらすじ
新たな名前、新たな衣装、新たな使命。マーベル最強の女性ヒーロー、誕生!
キャロル・ダンバースが新たなキャプテン・マーベルとして帰ってきた!亡き先人の遺志を継ぎ、その名に恥じぬ活躍を見せるために。だが、彼女はキャプテン・マーベルの称号を受け継ぐことに戸惑いを感じていた。そこには、初代キャプテン・マーベルで知られる偉大なるクリー人戦士マー=ベルからその名を奪ってしまう罪悪感や、彼女の進路を決定づけた憧れの女性パイロットで、火災事故で亡くなったヘレン・コブへの未練など様々な思いが入り交じっていた。時空を超えたキャロルは、歴史を改変しかねない波乱に巻き込まれ、若き日のヘレンと対面することになるのだが……。巻末では誕生からミズ・マーベルを経て現在に至る、キャロル・ダンバースの歴史を大紹介!
本書より引用
概要
MCU最新作「キャプテン・マーベル」を目前に控え、遂に発売となりましたコミックス「キャプテン・マーベル」。今作はキャロルがキャプテン・マーベルになる初めのエピソードが収録されています。さらに、巻末にはあらすじにもある通りキャロル・ダンバースその人の歴史を事細かに紹介されておりますので、文字通りキャプテン・マーベルの入門編としてピッタリの物となっております。
魅力全開!これがキャプテン・マーベルだっ!
さて、今作は当然のことながらどこもかしこもキャプテン・マーベルだらけのキャプテン・マーベルな一作としてしあがっています。キャプテン・アメリカとスパイダーマンが冒頭に登場しますがそれっきりで、後は完全にキャロルだけの物語として出来上がっているのです。あ、ちょろっとコスチュームじゃないスパイダーウーマンもでますね。ジェシカ久々にみた。
タイムトラベルで悩みを解決?
そんな今作でキャロルが出くわす出来事はタイムトラベル。キャロルがあこがれている女性パイロットヘレン・コブの死後、彼女から彼女の愛機であるT-6を受け継いだキャロルがその飛行機に乗っていたその時、タイムトラベルが発生します。
タイムトラベル先は第二次世界大戦の最中。そこでキャロルはバンシー部隊や若きヘレン・コブと出会います。チームアップの相手は皆スーパーパワーを持っていない女性達、しかしそれでいて強くたくましい女性たちです。強さでいえばキャロルの方が圧倒的に強いはずなのに、彼女たちもキャロルに負けていないほど頼もしく見えます。
成長の一作、敵はヴィランじゃない?
今作の特徴として、明確なスーパーヴィランというものが登場しないというものが挙げられます。タイムトラベルの原因もヴィランではありません。というか、明確な悪意が存在しません。あくまでバンシー隊やヘレンを助ける一環で、自らの悩みと向き合い、自分の進む道と向き合う物語となっています。
しかし、スーパーヴィランがいないからといって、しんみりしたつまらない物語かというと、そうではありません。それでもしっかりアクションシーン満載ですし、見ごたえもたっぷりあります。
まとめ
映画公開目前ということもあってキャロルの魅力がしっかりとわかる今作。値段も2000円ちょっととかなりお手頃なので、是非ともお試しください!!
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