新米の一歩目

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【アメコミ感想】エッジ・オブ・ヴェノムバース

エッジ・オブ・ヴェノムバース

 

 

 あらすじ

 シンビオートと一体化したドクター・ストレンジに召集され、ポイズンとの戦いに参戦した 様々な世界のヴェノム達。

 もちろん彼らにもシンビオートに憑依されるまでの人生があった。

 X-23、グウェンプール、ゴーストライダー、オールドマン・ローガン、そしてデッドプール……。

 彼らがいかにしてヴェノムと化し、それまでの生活に別れを告げる事になったのか、ヴェノム大戦に至る知られざる道のりが今、明かされる!

 

本書より引用

 

概要

先月紹介したヴェノムバース。

www.shoindy.com

 

の前日譚である今作エッジ・オブ・ヴェノムバースが先月末に発売されました。まぁ、元ネタがスパイダーバースシリーズなのでエッジがあるのも妥当というものです。そして当然のようにエンド・オブも刊行されており、それも発売されていますので、そちらは後日紹介いたしますね。

 さて、エッジ・オブ・スパイダーバースが登場したスパイダートーテムの紹介の様相を呈していたように、今作エッジ・オブ・ヴェノムバースもまた、ストレンジに呼び出される前までの物語を描きます。今作で登場するのはあらすじの通りのキャラクター達、それぞれ短編ではありますが、かなり濃ゆいものに仕上がっています。また、このキャラクター達には歴史が浅いという共通点もありますね。

 

 では、それを順番に紹介していきましょう。

 

1.X-23

 ウルヴァリンのクローンであるローラ・キニーちゃんことX-23、なんとコミックであるのにこの並行世界ではダフネ・キーン風の見た目で登場。この時点でちょっとテンションが上がります笑

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「Marvel Unlimitedより引用」

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デコを出している感じとか不愛想な感じがそっくりです。というか幼女の時点で。そんなローラ、今作ではシンビオートと出会ったことで研究所を脱出し、ホームレスの子どもたちとの生活をしている様が描かれます。一番絶妙なタイミングでストレンジに転送される彼女のストーリーが今作の中で一番次が気になりますね。次は無いんですけど。

 

2.グウェンプール

イビル・グウェンプールの口を大きくしたようなデザインのグウェンプールはシンビオートと融合した状態で登場。

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本編ではポイズンに侵食された後の状態で登場した彼女なので、今作ではまさにポイズンに飲み込まれるまでを描きます。正直、ノリはグウェンプールの単独誌と変わらず、OLになった(OL!)グウェンちゃんがデアデビルの正体を描いた紙を間違えて上司に渡してしまってやべーって話です。なんとシンビオートと融合したことで、彼女は”コミックの世界と認識している”だけではなく、”この次元がメインのコミックの次元(アース-616のこと)じゃないこと”まで理解しているに至っています。ポイズンに侵されずに本編に登場していたら大荒れ間違いなしですね。

 

3.ゴーストライダー

 一番新しいゴーストライダーことロビー・レイエスを宿主としているホスト・ライダー(シンビオートに侵食された状態の名称)ですが、正直一番かわいそうなキャラクターだったりします。というのも、ロビー君はそもそもゴーストライダーに乗っ取られている状態のキャラクター。そこにシンビオートが入って来たものですから、あらゆる意思が錯綜した結果、ロビー君は慈悲で肉体だけ残されている状態になってしまっています。残っているのはゴーストライダーの精霊とシンビオートなものですから、ほぼヴィランですよ。ちなみにストーリーは護送中の悪の科学者Mr.ハイドをつけ狙うあらゆる集団を蹂躙しまくるというもの。

 

4.オールドマン・ローガン

 コミックス「ウルヴァリン:オールドマン・ローガン」の続編、15年後を想定して作られたこの短編。

www.shoindy.com

 

 殺害したブルースへの思いもあってか、ハルクの子どもを連れてどこかへ去るエンディングの後のストーリーでは、長年本当の父を知らされなかったハルクの怒りと、本編でウルヴァリンを恨むに至ったキャラクターの恨みがウルヴァリンを襲います。シンビオートに呑まれながらも強い意志で息子のハルクを愛し続けるその姿に注目です。やっぱ爺になってもウルヴァリンは子どもに優しいというしっかりしたキャラクター設定が残っているのがいいですよね。

 

5.デッドプール

 ごめんなさい、彼の短編に関してはあまり深く書けないです…だって、シンビオートに侵食されたデッドプールは…すっげぇいつも通り。ノリも、ストーリー展開も見事なまでにTHE デッドプール。むしろそこらの単独誌よりデッドプールしているまであります。チミチャンガ!!

 

6.おまけ

 おまけ的に描かれる最後の短編は「エッジ・オブ・ヴェノムバース」というタイトルではなく、「ヴェノムバース・ウォーストーリーズ」というタイトルで刊行された作品です。やってることは一緒で、ドーラ・ミラージュ(ブラックパンサーの女性親衛隊、オコエが有名ですね)の女性ンゴジの再起の物語、パニッシャー・ヴェノム、ヴェノムロケットvsキャプテン・アメリカ(キャロル・ダンバース)、ルーク・ケイジがアイアンマンのアースでのDr.ドゥームの物語(最早ルークの方が気になるまである)。が描かれています。

 

まとめ

 

 短編集かつ新しいキャラクターの物語ですので、非常に読みやすく仕上がっておりました。ヴェノム…いえ、シンビオートファンは是非!

 

 

 

エッジ・オブ・ヴェノムバース

エッジ・オブ・ヴェノムバース

 

 

 

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