新米の一歩目

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堂々完結!X-MEN最新&最終作「X-MEN:ダーク・フェニックス」感想!ネタバレあり。

【映画 パンフレット】X MEN ダーク フェニックス DARK PHOENIX

 

X-MEN:ダーク・フェニックス」(原題Dark Phoenix)主演 ソフィー・ターナー

 

 

あらすじ

 X-MENのミッション中、宇宙の強大なエネルギーを吸収したジーンは強力になったサイキック能力を暴走させる。ジーンを取り戻そうとするX-MENに立ちはだかるのは、異星人と、他ならぬジーン本人であった…

 

概要

 こんちは!Shoindyです!今回は公開されて間もないX-MENシリーズ最新作「X-MEN:ダーク・フェニックス」の感想をお送り致します!

 ”最後のX-MEN"と銘打って公開された本作。シリーズラストを飾るのはやはりX-MENの歴史において重要な意味を持つジーン・グレイとダーク・フェニックスの物語でした。原作がどんなものかは下記からどうぞ

 


www.shoindy.com

 

さて、では最新X-MENはどのようなものだったのか、感想をどうぞ!(ネタバレあります)

 

健在!エフェクトマシマシの戦闘シーンはやっぱり熱かった!!

 まず、第一に素晴らしかったこととしては、見ごたえたっぷりの戦闘シーン。これに尽きます。X-MENシリーズは今までもミュータントの能力の描写が非常に上手く、非常に見ごたえのある戦闘を繰り広げていました。特に、クイックシルバーの高速描写は本当に素晴らしく、高速移動の描写部門では他作品も含み僕の中でナンバー1です。

マーベル レジェンド Marvel Legends 6インチ [Blob] クイックシルバー [青][パケダメージ]

 さて、そんなクイックシルバーの戦闘は…実は、今回は少なめ。というより活躍シーンそのものがかなり少ないです。前作、前々作でかなり活躍の場面が多かったのでバランスを取られたのかもしれないですね。

 クイックシルバーの戦闘シーンこそ少なかったものの、他のキャラクターは大活躍!特に、映えたシーンがあったのはマグニートーナイトクローラーマグニートーは過去作のフューチャーパストなどでもスタジアムを持ち上げたりと磁界王としての能力を発揮していましたが、今作も電車を押しつぶしたり、半径20Mエメ…敵を銃で取り囲んだ一斉射撃などとにかく画面に映える映える。今作はチャールズの過去の罪が明かされてしまうため、人格者としても、能力者としても最高のポジションでした…まぁ、あれよね、いつものX-MENよ。

 そしてナイトクローラー!いやー昔からBAMF(移動)の描写は素晴らしかったのですが、今回は存分に活かした戦闘になっていて本当に良かった(ナイトクローラー好き)!イメージでいえばスパイダーマンとストレンジのvsサノス戦っぽい感じ。狭い電車内での戦いも相俟って見事でした。

マーベル セレクト ナイトクローラー アクション フィギュア

 

 

展開としては…

 さて、そんな素晴らしい戦闘が魅力的な今作ですが…ごめんなさい、厳しいことをいうとかなり微妙でした。上の戦闘の魅力は本音ですよ?全く偽ってはいません。しかし、Xのシリーズの戦闘が楽しめるのって、結局はXのファンだったり、マーベルのファンな訳です。作品としての評価をしてしまうと、微妙と言わざるを得なくなってしまうのです。

 まず、今作は覚醒したダークフェニックスの脅威を描くはずなのですが…異星人(惑星の名前忘れた)がサブのヴィランとして登場しました、まあ、ワールド・ウォー・Zのゾンビの如くなにも考えずに突っ込んでくる彼らがいたからこそ、ヒーローの戦闘シーンが映えたのは分かるのですが(フェニックスは強すぎて戦いにならないため)、それでも、要らないだろ…感が強かったです。

 次に、キャラクターの扱い。上述したとおり、今回は出番が少なかったクイックシルバー。なぜ出番が少なかったのかというと、割と冒頭のvsフェニックスで足場を動かされてコケて怪我して退場。エンディングまで登場しませんでした。バランスを取りたかったのかもしれませんがそれは良くないぜ。納得せんよ。そして、まさかの同じシーンで死亡したミスティーク。

DIAMOND SELECT TOYS Marvel Premier Collection: Mystique Resin Statue

おそらく後述する理由で死亡することになるのですが、歴代シリーズで常に大活躍し続けたキャラクターをこんなにあっさり退場させるのか、と唖然としてしまいました。ちなみに死因は、フェニックスを説得しようとしたところ吹き飛ばされて、その先にあった突起に突き刺さって死亡。戦闘のカケラもありません。どうなの?さらに、今回チョイ役で登場したダズラー。めちゃくちゃコミックに寄せた素晴らしいデザインでの登場でしたが、歌って終わりだったのが残念。メインキャラクターとの会話すらなかった。

 最後に、ビーストとスコットのポジションの違和感これは歴代作品でスコットを1期生にしなかったツケ。今回、ミスティークの死亡を受けたビーストはチャールズに怒りをぶつけます(そもそもジーンの記憶をチャールズが封じており、それがバレたため暴走した)。チャールズが罪を認めなかったことでビーストはマグニートーの元へ向かい、フェニックスを殺害するために動き始めます。さて、恐らくミスティークが死亡したのはこのため、ビーストがマグニートーに助けを求め、共に同じ女性を愛した身として協力体制にするための犠牲。でもですよ、考えてみてください。これ、逆の立場だったらスコットがジーンの記憶を弄ったチャールズに怒りをぶつけます。これにより、怒りの原因がミスティークへの愛ではなく、ジーンへの愛になります。そして、スコットがマグニートーに協力を持ち掛けます。確かに、ミスティークの死亡が不要になるため、マグニートーの協力を得るには新たな要素が必要になりますが(ジェノーシャのシーンでジーンが住民を殺害すれば解決しますね)、そもそもスコットとマグニートーが協力体制になることに違和感が生まれません。

アンキャニィX-MEN:レボリューション (MARVEL)

しかし、作中ではスコットは完全にチャールズの子分。非常に違和感。

 

まとめ

 旧トリロジーでは後半微妙な評価を受けただけあり、今度のラストこそ!と、しかもそれまでは面白かったのでかなり期待していたのですが、なんとも言えない終わり方でした。しかし、戦闘は非常に素晴らしかったのもまた事実!次はMCUに参加するであろうX-MEN、彼らの活躍はまだ終わった訳ではありません!!

 

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