【英コミ感想】Hilda and the Black Hound: Hilda Book 4
概要
こんちは!shoindyです!世間が大変ということもあり、アメコミの新刊の発売も延期されてしまったので、今回は月一の更新も遅くなってしまいました。
そして、上記と同等の理由により今回は番外編的な作品の感想の紹介をしようと思います!
イギリスのコミック「ヒルダ」シリーズとは?
さて、今回紹介するヒルダシリーズは、イギリスの漫画家、ルーク・ピアソン氏による漫画です。北欧を舞台とした作品で、日常と妖精などのファンタジー(どちらかと神話的な考え方)とが共存している世界を描きます。主人公の少女ヒルダを中心に描かれるので、世界を救うだとかそういった壮大な話ではなく、小さな事件や不思議を体験する、日本でいう青い猫型ロボット的なストーリーとなっております。
魅力的なキャラクター達
今作の魅力はなんといってもルーク・ピアソン氏による温かみのある画風で描かれる魅力的なキャラクター達。主人上で好奇心旺盛な女の子ヒルダを始め、彼女の最高の友達であるシカキツネのトゥウィッグ、優しいママ。今作ではさらにタイトルにもある超巨大な黒い犬のジェリービーンズや北欧神話に登場する妖精であるトムテのトンフ(ヒルダの横にいるもじゃもじゃ)などが登場します。ヒルダの強すぎる好奇心やちょっと捻くれているトンフなど、一人ひとりのキャラクターがしっかり立っており、1ページ1ページめくるのが本当に楽しいです。
入り口におススメ!Netflixアニメ版!
そんなヒルダなのですが、実は大きな弱点が…それは…翻訳版が存在しないこと!(おそらく)国内販売も滅多にしておりません。Amazonでは普通に購入可能ですが、僕は注文から到着まで1か月半ほど待たされました…これは辛い。
なので、手っ取り早い方法としてNetflixのアニメ版を見ることをお勧めします!アニメ版はしっかりとコミック版に準じているだけではなく、優しい色合いで見ているだけで楽しく、そして字幕、吹き替え共に対応しています。かくいう自分もNetflix版でデビューしました。
ルーク・ピアソン本人の特徴的な絵を楽しむことが出来ないのがマイナスではありますが、書籍版は私たち日本人からすればコレクションアイテム的なポジションに収まらざるを得ないので、ストーリーや世界観を楽しむのであればこちらの方が良いかもしれません!いずれにせよおススメですよ!
まとめ
今回は完全外伝、マーベルでも無ければアメリカのコミックではなくイギリスのコミックの紹介という異色の投稿をさせていただきました。ただ、日本の漫画には日本の漫画の良さがあるように、イギリスにはイギリスの、アメコミとはずいぶんと異なる素敵な雰囲気を楽しむことができました。注文から時間がかかるものの、料金はかなり良心的なので、一度手に取ってみる事をおすすめします!!