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新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

最後は一味違うのだ

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 「ハングオーバー!!!最後の反省会」(原題 The Hangover PartⅢ) 主演 ブラッドリー・クーパー

 

  あの男たちが帰ってきた。バンコクでの大騒動から2年。ついに我慢の限界を迎えたアランの家族たちの懇願によりアランは精神治療を受けることになります。しかし病院へ向かう途中ギャングのマーシャル一味の襲撃にあいダグが人質に。マーシャルの要求、それは「チャウを連れてこい」というもの。ダグの命を救うため、アラン、フィル、ステュは再びあの地へ…

 

  スーパー泥酔お下劣ブラックコメディ「ハングオーバー」シリーズの最終章である今作。しかし今までの恒例であった「朝起きたら…なんじゃあこりゃ!???」の展開にならず、なんならハングオーバー(二日酔い)しないのです。つまり普通のコメディ!まぁ、普通のコメディっていっても結構センスやぶっ飛び具合はなんにも変わらないので「スーパー泥酔お下劣ブラックコメディ」が「スーパーお下劣ブラックコメディ」になっただけなんですけどね。なので今回はストーリーも前2作よりしっかりしていますし、ステュの体も無事です。最後には今作で初めから言われている「アランの成長」がしっかりと現れていますしね。しかし先ほど述べた通りぶっ飛び具合は変わっていないのでそこは安心。冒頭でチャウが「刑務所のリタ・ヘイワース」ならぬ「刑務所のよくわからんニャンコ」な感じに脱獄したかと思ったら次のシーンは高速道路でキリンを車に乗せて疾走するアランが登場、そして直後に首が吹っ飛ぶキリンというイカれっぷり(褒めてる)。キリンて。

  とまぁここまで「しっかりした」「ステュが無事だった」「前2作のパターンを捨てた」と言って来ましたがなんと最後の最後でこれが覆されるというびっくりな事態。この映画にストーリーを求めて見ている人なんてほぼ皆無だと思うので遠慮なしにネタバレしますが、"いつもの"最悪の目覚めはエンドロール中に描かれるのです。今回は豊胸したステュ。やっぱり無事ではいられなかったかステュ…しかも「君と一緒にいると僕がダメになる」とまで言って別れたチャウも普通に登場、全裸で、ノーモザイクで。1作目の時はあった気がするんですけどね、モザイク。しかしこの気になりすぎる夜は明かされることなく幕は閉じられるのです。まぁ、「こいつらは変わんねーな」って思わせる為だけのシーンなんでしょうねぇ

  

自分を見失うな、家族で幸せになってみせる

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「Little Boxes」(邦題なし) 主演メラニー・リンスキー

 

  白人の妻ジーナ、黒人の夫マック、そしてその息子クラークはNYに住む一家。しかし、写真家でもあるジーナが教員になったことをきっかけに、一家はローマ(ワシントン州)という小さな白人の町に引っ越します。新しい町の生活に慣れないマックとジーナ、一方クラークはマセた女の子と友人になったことで悪い影響を受け始めます。さらに家族をじわじわと苦しめるのは人種の壁、果たして一家は再び幸せになれるのでしょうか。

 

  引っ越しにはいい面も悪い面もあります。そこに成功が待っているのか、はたまた悪い未来が訪れるのかは自分次第、そして運次第です。しかし世界には日本ではまだほぼ未体験の、しかしながらじわじわと確実にやってきている問題があります。それが人種問題。この映画で一家が最初に住んでいたのはNY。人種のるつぼ…いえ、近年では人種のサラダボウルとも呼ばれるこの街と彼らが越してきたローマでは黒人の扱いが大きく違います。と、いってもあからさまに差別されているかというとそうでもありません。作中ちょいちょい差し込まれる感じ。「目をつぶって会話すれば黒人だと分からないくらいだ、もちろんいい意味でだよ」みたいな会話が時々出てきます。でも"そうでもありません"とは言ったものの、この映画がそこまで人種差別があからさまでないかどうかなんてのは日本人の僕と人種の壁にぶつかってきた人の間には感じ方に大きな差異があるわけで、数は少なくてもそこから受けるショックを感じることは出来ないわけで…もしかしたら映画を見ていて「なんて酷い町だ!」と思われるかも知れないのです。

  しかし、映画終盤ではそんな僕でもはっきり分かるほどに人種の問題がメインに描かれます。きっかけはクラークでした。クラークが一緒に遊ぶようになったマセた女の子2人組、その内の1人の少し人種に対して危うい考え方をしている節のあるアンブロシアとクラークはだんだんと深い関係になりつつあります。まぁ、深いっつても小学校高学年〜中学生くらいの年代なんで可愛いもんですけどね、「女の子の着替えるとこ、みたい?」くらいのレベル。しかしアンブロシアがクラークと仲良くなった理由の中には子ども故の残酷かつ純粋である為の悪が混ざっていました。それにクラークは深く傷つくのです。

 

  人種という生まれながらに見た目で分かってしまう"違い"。人間なんてそもそも同じ人がいるわけ無いのに分かりやすい"違い"があったが故に生まれた"人種"という区分と"差別"という凶器。それにどう乗り越えてゆくのか、どうぶつかって行くのかをNYっぽいおしゃれさと共に描いた本作。最後の方にマックがクラークに言う「自分を見失うな」と言う言葉が真理なのですが、それに気づくのは難しいことです。しかし、その言葉の持つパワーはとても素晴らしい事だと思い今回のタイトルにも入れさせていただきました。自分を見失わないため、一人ひとりに何が出来るかを考えられる良い作品でした。

「13の理由」第6話感想

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第6話「カセット3:B面」

 

  荒れるアレックス、自分を轢きそうになった学生(前話でコートニーとハンナをからかったモンゴメリーという生徒)と喧嘩になります。しかし一方的にやられるアレックス、喧嘩を止めたのはポーター先生でした。さらにジャスティンがどさくさに紛れ喧嘩を見ていたクレイに「大人しくしろ」と圧力をかけます。ジャスティンはまだクレイの自転車を返していないようです。その後学校の外にいたクレイに話しかけてきたのはシェリという女子生徒。以前にもちょろっと出てきたチア部の生徒です。クレイはシェリの宿題を手伝うことにします。

  一方カセットはバレンタインの相性テストの話題に。皆が書いた性格診断を元に運命の相手がわかるというものです。回想では性格診断の結果を匿名で載せようとする男子生徒に「良くないと思う」と意見するトニーの姿が。クレイはクレイで当時勉強を教えていたジェフという生徒にオタク丸出しの回答を見られ書き換えられます。そしてハンナはというと…彼女のマッチング1位はなぜかブライス、そして続いてアレックスでした。気落ちするハンナ、そんな時にマーカス(ジャスティンとつるんでるやつ)から電話がかかってきます。というのもマーカスの結果にハンナの名前が載ったからです。デートに誘うマーカス、そんな彼にマーカスに少なからず好意を抱いていたハンナ。そう今回のテープはマーカスが主役です。

 

  そんなマーカスは現在コートニー、クレイらと共に臨時の倫理委員会を開いています。理由はモンゴメリーとアレックスの喧嘩について。意見が飛び交う倫理委員会。"誰が悪いのか"叫び合う中クレイが呟きます「みんな悪い」。そしてモンゴメリーは3日間の出席停止、アレックスには警告が。アレックスは「偽善者め」と呟きその場を後にします。倫理委員会が終わるとクレイに近づくマーカス、彼もまた、クレイに大人しくて欲しい1人であるため、クレイを説得しようとします。

  

  映画館ではクレイとハンナが相性テストについて話しています。クレイは参加しなかったと嘘を付きますがその後デートで映画館に来たジェフにバラされます。気まずくなる2人、ハンナはマーカスとデートすることに決めます。クレイの診断結果とは…

  ハンナはデートで呼ばれた場所でマーカスを待ち続けていました、なかなか来ないマーカス。

 

  モネでシェリの勉強を手伝っているクレイ、その日のカウンターはスカイでした。スカイはクレイに「チアリーダーは似合わな、あんたの方がシェリよりクールだった」と言います。注文が終わるとクレイはシェリに一年前のバレンタイン診断の話を切り出します。しかしシェリはマーカス・ハンナの診断結果を深くは覚えていませんでした。そしてそこにまたもや現れるトニー。彼はブラッドという青年と一緒にいました。トニーから離れるため、彼に「尾行するな」とダメ押しし店を出るクレイ。その後クレイとシェリはクレイの部屋で勉強することにします。家に帰ると偶然にも仕事を持ち帰っていた母親がいました。ちょっといい感じになりながらも2人の勉強は続き、やがてキスを…。反対にジャスティンの部屋ではジャスティンとジェシカがすれ違い始めていました。家から出る時、ジェシカは酒らしきものを拝借します。

 

  1時間も遅れて現れたマーカスは友人とやって来ました。しかしそんかマーカスを許したハンナ。しかし対称に楽しげに話す2人を遠目に見るマーカスの取り巻きはハンナを侮辱していました。そしてハンナに迫るマーカス、しかし彼の目配せは取り巻きに。マーカスは"尻軽女"のハンナの体目当てだと勘づいたハンナはマーカスを押しのけます。取り巻きと共に出ていくマーカス。

 

  クレイとシェリが行為に及ぶ寸前、クレイの脳裏にハンナがいたことを見透かされ、2人の自体は急転します。「私をいい人だと思う?」そう問いかけるシェリに「思う、本当だ」と答えるクレイ。しかしシェリはその言葉を聞いて泣き始めます。「私もあのテープに載っているの」シェリはそう告白します。また、クレイがまだ自分のパートまで達していない事を知ると「あなたには聴いてほしくない」とクレイに言います。それを聴いたクレイはショックを受けシェリを追い出します。  シェリを追い出し、辛そうにしているクレイの元にやって来たのは母親。「この裁判で貴方が傷つくなら弁護士を降りるわ」そういう母親にクレイは「どうせ助けられない」と冷たく当たります。

 

  マーカスを追い出した後泣いているハンナの元にやって来たのは取り巻きの1人でした。

 

 

  クレイの相性診断には本当にハンナの名前が載っていたのか、最後にハンナの元へ来た取り巻きの意味とは、そしてハンナの墓の前にいるトニーとその時のナレーション「私の墓碑銘はどうなるのかな?」とありながらも映らないハンナの墓など今回はすっきりと終わらせなかった回でした。また、シェリがバスケ部ではなくチア部だったり、モネで働いているのがアンジーではなくスカイだったり(誰だっけスカイ)色々僕のミスも判明する回でした。

  それにしてもずっと思ってましたけどクレイ…いや、クレイさん割と勝ち組ですよね。

  

ただ流されていたけれど、愛を見つけた

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「浮き草たち」(原題 TRAMPS) 主演 カラム・ターナー

 

  ダニーは刑務所に入ってしまった兄の代理として、エリーは故郷に帰るお金が欲しくて、それぞれがそれぞれの理由で請け負うことになった怪しい運び屋の仕事。しかしダニーのミスによりスーツケースを渡す相手を間違えてしまいます。否応なしにスーツケースを取り戻すことになってしまった2人。しかし共に行動するうちに互いに惹かれあいます…

 

   とにかくベタなラブロマンスの本作。無害で純朴そうな見た目のダニーとサバサバ系美女のエリーの組み合わせがとても素敵です。

  本作の素晴らしいところは自然体であること。怪しい取引というシチュエーションを除いては本当に自然です。ダニーにもエリーにも特筆するような特技だとか特徴はありませんし、物語の展開にも無理があったり、逆に超奇跡的な事が起きることもありません。そして同時に2人が恋に落ちるような明確な出来事も起きないのです。気づいたらなんか良い感じになっていた、みたいな。エリーは最初ツンツンしてたんですけどね、当然っちゃ当然ですけど。しかし自然な流れがあるからといって物語に張りが無いかと言われればそんなことはないです、例えば、スーツケースを渡してしまった相手の家に進入する時はハラハラします。そしてエリーの境遇も物語に上手く張りを作っています。というのも、実はエリーは雇い主から"ミスを犯したダニーを連れて来ればダニーの(正確にはダニーの兄であるダレンの)報酬をそのままエリーにやる"と言われているのです。しかしダニーに惹かれてしまったエリー、彼女はどう選択するのか…なんて状況にあるわけです。この展開もベタなんですけどやっぱり見甲斐があります。今作の場合途中でダニーにバレてしまうんですよね。それも良い。

 

  純粋なラブロマンスモノって意外と少ないですよね。やっぱり時代というかなんというか、普通だと視聴者を獲得できないんでしょうか?でもたまにこうやって純粋なのをみるとほっこり気持ち良かったりします。

「13の理由」第5話感想

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第5話「カセット3:A面」

 

   ハンナが次に話題にしたのはコートニーでした。誰にでも優しく名前も見た目も可愛いコートニー、それは本当?いいえ、違うわ。それがハンナの切り出しでした。クレイはこっそりコートニーの行方を追います。また、タイラーはクレイが流出させた裸の写真を皆にからかわれ苦しみます。また、ジャスティンがクレイに「深追いするな」と釘をさします。

  コートニーが学校の事務所に行くとそこにクレイの母がいました。また、事務所の別の部屋ではタイラーがポーター先生に呼び出されていました。被害者でありながら呼び出されたタイラーは怒り「自殺に追い込んだやつを懲らしめるべきだ」と言い残します。その後タイラーは食堂へ、そこではコートニー、ジェシカ、マーカスなど"事情を知り、クレイの行動力に危機感を抱いている物"が集まり、クレイをどうにかしなければと計画しています。タイラーも加わりたがりますが皆に拒否されます。

 

  場面は過去へ。ハンナとコートニーの関係が壊れた後もハンナは彼女と仲直りする事を望んでいました。ハンナはきっかけを得る為、コートニー達仲良し3人組と共にダンスパーティに参加する事に決めます。ちなみに、ダンスパーティにはクレイも(罰ゲームで)参加しています。また、ベイカー家はハンナのダンスパーティの成功のために新車を買いました。すごい。ダンスパーティ会場ではジェシカ、アレックス、ハンナが偶然出会いました。気まずくなり離れるハンナ、リストの事を謝るアレックス、ジェシカは冷たい態度を取ります。ハンナがコートニーの仲良し3人組に追いつくと男子生徒からキスの写真についてからかわれます「誰かすぐに分かったぞ」ハンナはその場を離れます。そんなハンナをダンスに誘ったのはクレイでした。罰ゲームとはいえハンナに声をかけることに成功したクレイ、2人は楽しい時間を過ごします。一方またもやキスの写真をからかわれるコートニー。彼女は嫌気がさし男子生徒に何か耳打ちします。 コートニーはハンナが"尻軽女の痴女である"とデタラメを言ったのでした。即座にその話をハンナに言う男子生徒、ハンナはコートニーを責めます。ハンナはその後、酔ったジェシカを介抱するため彼女を車へ連れて行きます。しかし車は動きません。それを助けてくれたのはトニーでした。トニーはハンナにクレイと踊った曲から始まるカセットをプレゼントします。

 

 

  現代ではクレイがコートニーを呼び出し、ハンナの墓へ連れて行きます。暮石もないハンナの墓。その前でクレイはコートニーを責めます。泣いてその場を去るコートニー。するとトニーが現れます。トニーはクレイが帰れるように自転車を持ってきてくれていました。当時ハンナにプレゼントしたカセットと同じものをクレイにあげるトニー。「誰かが報いを受けるべきだ」というクレイの意見にトニーは「お前がか?」と返します。
クレイが自転車で家へ帰る途中、ジャスティンやアレックスが車で現れます。クレイの自転車を奪い車にクレイを乗せるジャスティン達。車を異常な速度で走らせ「余計なことはするな」とクレイを脅します。

  脅しに屈し、帰宅したクレイ。彼がトニーのカセットを聞いていると母親が現れ"学校でいじめが起きているか""ハンナはいじめられていたのか"など聞いてきます。なんと学校はベイカー家と裁判で戦うため、弁護士としてクレイの母親を雇ったのでした。彼女が学校にいたのもそのためです。

 

  何気トニーとハンナが絡んでいるシーンは今回が初めてな気がします。そんでもってクレイがどんどん行動的かつ目をつけられるように…

でもこれいつかはクレイも話題にあがるんですよね?その時クレイはどうするんでしょうか…

世界の最底辺で。

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「Bottom of the World 」(邦題なし) 主演 ジェナ・マローン

 

   新生活を始めるためロサンゼルスへ向かう男女アレックスとスカーレット。2人は途中立ち寄った寂れた町のホテル「エル・ランチョ」で宿泊をします。しかしその夜から奇妙なことが起き始めます。テレビに映る怪しい神父、口裂け女のような傷痕のある覆面の男、そしてしまいにはスカーレットがいなくなってしまいます…

 

  夢と現実が複雑に絡み合ってゆく作風の本作。Netflixの紹介文を全く展開やストーリーが予想出来ないのですが、まず始めの10分で心をグッと掴まれました。というのも、始めの10分、冒頭も冒頭のシーンでスカーレットが"自分が生きていた中でしてきた一番悪いこと"の内容がなかなかにエグかったのです。オチのゾクッとする感じも素晴らしいです。

  物語は前半後半で大きく異なります。前半はスリラー的な要素がすごく強いです、特にテレビの神父がめちゃ不気味です。一方で後半はどんどんと精神が崩壊し、堕ちてゆくアレックスが描かれます。作品の雰囲気も大きく変わり、アレックスと同様視聴者も混乱の渦に巻き込まれます。また、映画ラストではいわゆる"衝撃の事実"ってやつが明かされるのですが、それが明かされてもなおスッキリしない異物感が残ります。しかし、そのスッキリしない感じがまた良いです。正直、"衝撃の事実"ってヤツも全然清算されて無いんですよ。名言されるわけではないですしね。ですが先ほども申し上げた通り スッキリしないのがこの映画"らしい"んじゃないかな?って感じます。スッキリしない事だらけなので、雰囲気で勝負してるんですかね、伏線も明確に伏線かどうかが別れていないです。

  一方二番目くらいの衝撃ポジションの覆面の正体は途中なんとなく分かってしまって残念でした。別に隠し方が下手とかじゃなくてなんか気づいちゃっただけなので完全に僕の責任なのですが…ちょっと悔しい。ちなみにこのオチ分かっちゃった事件が起きたのは僕の中で2回目だったりします。基本的にオチを当てようとはしていないので、ふと気づく事がない限り起きないんですよ。なお1回目は 「シックス・センス」のブルース・ウィリス(キャラクター名忘れた)の正体です。今作と違って彼の正体こそ最大の見どころなので当時はヘコみました笑

荒野にかける男たち、その眼光は

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 「カウボーイ&エイリアン」(原題 Cowboys and Aliens) 主演 ダニエル・クレイグ

 

  荒野である男が目覚めました。手首には謎の外れない鉄の腕輪、腹部には焼き切ったような傷痕、そして記憶はありません。彼は襲ってきた盗賊を返り討ちにして近隣の町アブソリューションへ。そこで彼の名前がジェイク・ロネガンであること、彼が指名手配犯であることが分かります。指名手配犯であったため連邦保安官に引き渡されることになるジェイク。しかし引き渡しの当日、空から謎の飛行物体が襲来、町の人々を攫って行きます。ジェイクが腕輪の力で飛行物体を撃退したのを見たドルハイドは彼や残った町の人と共に飛行物体の本拠地を目指します。

 

  ずいぶんアホっぽいタイトルであったため、軽い内容の作品だろうなぁと思って見始めた今作。軽いなんてとんでもない、結構真面目でシリアスなものでした。カウボーイが対峙する相手こそエイリアンなんてSFな存在ですが、エイリアンが求めているものの正体や未知の力を行使してくるその姿は異文化の襲撃を彷彿とさせます。モンゴル襲来的なね。それにエイリアンも自然界の動物とかを混ぜ合わせたのかな?って感じのデザインなので西部時代な雰囲気を壊してもいないです。

  そしてなにより素敵なのはその圧倒的戦力差!もうエイリアンめっちゃ強いんですよ。基本的にはジェイクの腕輪キャノン以外使い物にならないです。ジェイク以外はエイリアンをなんとか縛って動きを止めてばかばか銃撃って仕留める感じ。その戦力差がイイ!こっちが弱いのがイイんじゃ無いんです。一度この戦力差で描いた以上最後まで覆らないのが良いんです。頼りになるのは知恵ってのが熱いです。しかしそれでいて押さえるところは押さえています。ずっと描かれていたバーテンダーの銃の練習とかですね。

  そしてラストシーンも単純とは言えない哀愁漂う終わり方。ヒロインの正体の以外さもさることながらそのヒロインとジェイクの迎える結末が…というかその前にジェイクが愛していた人との結末もなかなかにエグい。原作はアメコミらしいのですが、2000年以降の"子ども向け"だけではない作風であることが感じられます。ま、読んでないんですけど。

 

  あ、あと犬がすっげー可愛いです。