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新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

アンという名の少女 第4話感想

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第4話「宝物は私の中に」

 

  不登校が続くアン、心配するマシュー、マリラ、ジェリーをよそにてんとう虫に話しかけたり独り言を呟いたりと上の空で今までより一層想像の世界へ逃げ込むようになってしまいます。それは、マリラの「パイが焦げないように見ておいて」というレベル頼みごともまともにこなせなくなってしまうほどでした。

  そんなアンに対し、マリラは学校に行くように言いつけます。学校に行かせはしたものの、心配するマリラとマシュー。しかし帰ってきたアンは「思ったほど悪くなかったわ」というもので、2人は安心しました。しかし復帰2日目、マリラの元にダイアナとルビーという少女が、アンの教科書を届けるためやってきました。アンが来ないことに心配するダイアナとそうでも無さそうなルビー。マリラはアンの嘘を知ってしまいました。嘘がバレたとは思ってもみないアンは、森の中で家からこっそり持ってきた歴史の本を少し読み、想像の世界に浸っていました。帰ってきたアンは森で読んだ本を授業のように話しますが、机の上の教科書を見て嘘がバレたことを察しました。

 

  マリラの目を見て平気で嘘をつけることに心配を覚えたマリラとマシューは牧師の元へ連れて行きます。しかし牧師の考えは「女に教育は不要、牧師の元で結婚するまで家事をしろ」という頼りにならないものでした。しかし牧師の元から戻って以来、マリラは何かに思案するようになり始めました。

  その夜、警鐘が鳴り響きました。その警鐘が意味するのは"村で家事が起きた"という事でした。火事にあった家はギリス家、そこは前日アンの家を訪れたルビーの家でした。村人同士が集まり、協力し、消火に挑みます。ダイアナ曰く、ギリス家はみんな避難できたそうです。しかし、アンはギリス家の窓が開いている事で何かに気づき、家の中に飛び込みました。家に入り窓や扉を閉めて回るアン。火が弱まってゆきます。アンは火が酸素で強くなることを知っていたのでした。

  皆がアンに感謝しました。ギリス家が建て直されるまで、村人がギリス家の人々を迎え入れる事になりました。ルビーはカスバード家でした。しかしルビーはアンやマリラ、ダイアナの目の前で「アンの所だけは嫌」とハッキリ言いました。結局親にたしなめられ、カスバード家に行くことは変えられませんでした。そんなルビーに対しダイアナは「他人の目なんて関係ないわ、私はアンの勇敢さを讃えるわ」と褒め、アンは「友達同士に見えないから大丈夫よ」と大人の対応を見せました。

  消火作業は夜通し続いたため、眠る事になったアンとルビー。しかしルビーは啜り泣き、眠れません。そんなルビーに対しアンはいつも想像するコーデリア王女の話をしたり新築を想像させたりし、慰めます。アンの提案でスコーンを焼いて差し入れをする事になった2人。転んでしまったルビーを馬鹿にする男の子に勇敢に言い返したり、ギルバートがルビーを助け起こしてくれた事で、ルビーも元気を取り戻します。やがてルビー、アン、ダイアナは共に遊ぶようになりました。

  カスバード家での生活も最終日になりました。「これで何もかも元どおりね」アンはルビーにそう言います。ルビーは「アンがいないわ」と返しました。ルビーが眠り、アンはマリラの寝室へ。マリラもアンも、牧師の時代遅れの考え方に疑問を抱いていました。マリラはアンに、アンが如何に選択肢を持っているかを語って聞かせます。

  翌日、学校。ルビーは無事に復帰しました。そしてアンも登校しました。以前のようにひそひそ声は聞こえます。でも今回は違いました。ダイアナとルビーがアンを歓迎したのです。

 

  1話跨いだだけで優しい世界というのは変わらずですね。アンにやっと友達が増えました。これからギルバートやルビー、ダイアナとの絡みが増えて行くのでしょう!

現実が歪み、虚構が剥がれおち、真実が露わになる

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「クリニカル」(原題:CLINICAL) 主演 ヴァネッサ・ショウ

 

  主人公は精神科医である女性ジェーン・マシス医師。元患者の少女ノラとの間にあったある一件がトラウマになり、リタイヤしていましたが、数年ぶりに現場に復帰しました。そんな彼女の患者の一人にアレックスという男性が現れます。傷つき、顔が醜く歪んでしまったアレックスの心の傷を癒すため、治療を始めるマシス。

  ある夜、マシスは物音で目を覚まします。なんとマシスの家には睡眠薬の影響で無意識に侵入したアレックスが居ました。意識朦朧のアレックスを無理やり気付、警察に通報するマシス、彼女はアレックスにもう治療は出来ないと伝えます。しかし問題はここからでした、アレックスのとの治療は次第にマシスとノラとの記憶を呼び覚ますきっかけになってしまったのでした。さらに、マシスに依存してしまっているアレックスを憐れみ治療を再開してしまったマシス。彼女に待ち受ける運命とは、そして、ノラと何があったのか…

 

 Netflixオリジナルのサスペンススリラー作品である「クリニカル」ホラーっぽい雰囲気でありながら霊障や殺人鬼の無差別殺人などではなく、マシス、アレックス、過去など様々な要素が絡まり合う綿密なストーリーが魅力となっております。またオリジナル作品恒例の写すところはグロくてもしっかり写すものとなっています。

  この作品の魅力、それは何と言っても視聴者すらも混乱させる現実と虚構の混同!これ、どういう事かと言いますと結構な勢いで視聴者の予想を裏切ってくるんです!サスペンス映画で良くあるじゃないですか、悪夢を見たり幻覚を見たりするシチュエーション。今作でもあるんですよ、割と頻繁に。マシスにとっての恐怖がノラとの過去って事もあるので当然っちゃ当然ですね。でもそういうシーンって見てて分かるじゃないですか?取り返しのつかない事だったり唐突過ぎる異変とか起きると「あーこれ夢か」みたいな。でも今作はそれが罠なんですよ、そんな取り返しのつかない出来事とかが平気で現実だったりするんです。そうなってくると今度はどんな出来事でも現実なんじゃないかって疑い始めちゃうんですよ。でもそしたら今度は夢だったりするんですよ!もう超混乱、だから面白い。

  登場人物が少ない事もあって犯人とかは割と予想がついてしまうんですが、逆に良い面として登場人物が少ないからこそ無駄のない作りになっています!

アンという名の少女 第3話 感想

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第3話「若さとは強情なもの」

 

   アンがアン・シャーリー・カスバードになり、新しい生活が始まりました。アンは自分の赤毛やソバカスにコンプレックスを感じ、不安な気持ちになりながらも学校へ通うことになります。自己紹介の練習をしながら登校すると、クラスにはダイアナがいました。ダイアナにクラスの仲間を紹介してもらうものの、既に親の姿を見て、町の噂を耳にしているクラスメイト達からは孤児であることを憐れまれたり、からかわれたりします。ダイアナは学校のルールを公式な物だけではなく、女子の中にあるルールを教えてくれますが、アンは既に"私は嫌われている"と思い始めており、ダイアナの言葉が入って来ません。さらに、低学年が習っている割り算を自分が知らなかったことで、彼女の不安はどんどん膨れ上がってゆきます。また、授業が始まっても、中々学校のルールに馴染めず、先生に窘められてしまいます。そしてダイアナとの学校案内中、クラスメイトのプリシーが先生と密会していたのを目撃したことでランチ時に仲間に入れてもらえますが、アンは色々な家を転々としていたため、耳年増になっており、彼女の話は女の子引かれてしまい、とうとうアンの周りにはダイアナだけになってしまいます。

  一方カスバード家にはベル夫人とアンドリュース夫人がマリラを訪ねに来ました。彼女達はPMSC-進歩的な母親の会-にマリラを誘うために来たのでした。マリラは"親としての心構え"を学ぼうと参加を決意します。

 

  翌日、今度こそうまくやろうとアンは意気込みます。しかし、登校中、プリシーの兄ビリーが"妹を侮辱したとアンに詰め寄り、酷い目に合わせようとします。しかしその時、前日休んでいたギルバートというクラスメイトが偶然助けてくれました。お礼もおざなりにその場を後にするアン、行き先が同じなのでギルバートも着いてきます。しかしそれが良くありませんでした。クラスメイトの女の子達はアンがギルバートと一緒に登校してきたと勘違い、ギルバートは人気者だったため、女の子達は嫉妬に狂ってしまいます。そして詩の授業ではアンが大好きな分野だったため、彼女は全力で朗読します。しかしそれはさらに笑われるきっかけになってしまいます。しかもギルバートはアンに積極的にアプローチをかけて来ており、女の子達から"ギルバートと話すな"と釘をさされたアンはどんどん苦境に立たされます。

  また、マシューとマリラが買い物をしていると、ベル夫人に出会います。マリラが次回の会合も楽しみだとベル夫人に伝えると、「もう来ない方がいい」と返されてしまい、マシューとマリラはアンに何かがあったことを知ります。マシューは居ても立っても居られず、噂好きのレイチェルから事の顛末を聞かされます。それを聞いたマリラはアンが下品な話をした事に憤りましたが、マシューはアンがそんな事を知ってしまっている環境にいた事に悲しみを覚えます。そんなマシューの姿を見て、マリラはプリシーの親のアンドリュース夫人の元へ出向きました。家に入れてもらえないマリラ、それどころかアンドリュース夫人はアンを"アバズレ"と呼びました。その言葉にマリラは怒り、アンのいた環境を考えないPMSCを真っ向から非難しました。

 

  アンに限界が訪れました。授業中、アンにアプローチを仕掛けるギルバート。アンはずっと無視していましたが、ギルバートは近づいて来て彼女の髪を引っ張りました。「話しかけないでっ!!」思わずアンはノートサイズの黒板でギルバートを引っ叩きます。それに激怒したのは先生でした。先生はギルバートの弁明も聞かず、アンを教壇に立たせました。クスクス笑う生徒、先生もアンを野蛮人のように扱います。アンは逃げ出しました。

  逃げ出してアンはマリラに飛びつきました。「もう学校へは行かない」そう強く訴えるアンにマリラは励ますことしか出来ませんでした。

 

  ついに解決しない終わりを迎えたアン。今も昔も子どもにとって学校という小さな社会は世界全てで、その世界に馴染めないというのは世界から見放されたと感じてしまいます。さらに、同じ世界に浸っていて、仲間であるはずの友人やクラスメイトというのは、自分や自分が認めた友人以外には若さゆえの残酷さで異端な存在を排除しにかかります。それゆえ、一人一人が"浮かないこと""同調すること"に過敏なまでに反応するのです。まぁぶっちゃけ、学校の狭さを知り、他人と違うことを許容するなんていうのは成長するにつれ次第に学んで行き、如何に小さい事で悩んでいたのかを知る事になるのですが、学生のうちはそうはいきませんよね…"人と違う"事に関しては大人になってまで大人気なく認められない人も居ますけどね、そんな人が無視できるようになるのも成長してからなんですよね…

ウルヴァリン:オールドマン・ローガン 感想

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  ヒュー・ジャックマンウルヴァリンを演じる最後の作品と言われている映画「ローガン」の公開が迫って来ており、恐らくそれに合わせて「ローガン」の原案である「ウルヴァリン:オールドマン・ローガン」の日本語訳版が発売されました。

  物語は別アースであるアース807128が舞台。遠い未来、荒廃したアメリカではヒーローが死に絶え、ヴィランが世界を統治しています。そんな世界で妻と二人の子どもと共に農夫を営む男、彼こそかつてウルヴァリンを名乗っていた男、そしてウルヴァリンの名を捨てた男、ローガンです。ヒーリング・ファクターも衰え、老いた見た目になったローガンは爪を封印し、家賃の取り立てに来たハルク・ギャングにも無抵抗で殴られるような男になっていました。ある日、そんなローガンの元に旧友で全盲となったホークアイが訪れます。

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「ある物を運ぶためにナビをしてほしい」そう依頼して来たホークアイ。怪しすぎる依頼ではありましたが、家賃の滞納をしていたローガンは高い報酬のため、彼に着いて行くことにします。道中明かされて行くヒーローが死亡した事件の真相、戦いを辞めたローガンの過去、そして衝撃のラストとは…

 

 

  映画の原案とはいえ、あくまで世界観のみが一緒というだけのようで、年老いたエグゼビアもちっさいX-23もおっきいX-23も登場しない本作。それどころか同行者はホークアイですしラスボスも◯◯◯と間違いなく映画とは全然ストーリーが違うんだろうなと痛感できるものとなっています。しかしそれでも面白いのが凄いところ!まず、見た目などは以前から知っていましたが、それでもカッコいい老ローガン!理想の年の取り方をしています。ホークアイの年の取り方も中々良いです。全盲でも百発百中ってのが良いですね。そしてそんな彼の過去というのがまたえっぐいです。こんなんトラウマなりますよ、こんなん爪封印しますよ、短い語りでありながら明かされるその過去は読者に強烈なショックを与えます。

  そして想像を掻き立てられる痕跡がまた凄い。巨大化したであろうロキの遺骨だったり、同じく巨大なピム博士の遺骨、ラシュモア山に新たに追加されたレッドスカルの顔やソーが死んでから誰も持ち上げられず放置されたムジョルニアなど、その当時の戦いを是非見てみたくようなものばかりなのです!

 

  ウルヴァリンの…いえ、ローガンの渋さやカッコ良さがたっぷりの一冊です!

アンという名の少女 第2話感想

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第2話「私は罠にはかからない」

 

  第1話のラスト、マリラにブローチを取ったと疑われたアン。"取ったといえばこの家にいられる、取ってないという言葉は信じてもらえない"という事から"ブローチで遊んで失くしてしまった"と嘘をついた事で彼女は再び孤児院送りになってしまいました。しかし、翌朝ブローチが出てきた事でマリラは自らのミスを知り、マシューがアンを追いかけに行きますが既に列車は出てしまっておりました。マシューは遠く離れた町シャーロットタウンの孤児院に帰ったアンを追いかけます。そしてマリラもアンを追いかけようとしますが、レイチェルに諭され、宥められます。

  一方アンはアンで、嫌な思い出しかない孤児院に変えることは出来ず、牛乳屋のエイブリーに嘘をついて配達馬車に乗り込みます。そしてその後、駅で詩を暗唱し生活費を稼ぎます。

  シャーロットタウンについたマシュー、道中馬車に轢かれて看病されるなどの事故があったものの無事孤児院に到着します。しかし夜遅くため孤児院のドアは開かず、彼はドアの前で一夜を過ごします。世が明けて孤児院の院長に話を聞きますが、アンは帰ってきてないと突っぱねられます。気落ちするマシュー、しかし院の外に仕事で来ていたエイブリーがおり、彼からアンの話を聞き出すことに成功します。

  

  アンが詩を暗唱しているとマシューが現れます。マシューは一緒に帰るよう説得しますが、"気分次第で追い出される"という恐怖心からアンはマシューに冷たく当たります。しかし、ハッキリとアンを"娘"と呼んだことでアンは喜び、マシューと共に帰ることにします。

  帰って来たアン、マリラも喜びますが、素直になれず謝る事が出来ません。その事が原因で2人は互いの気持ちを伝えられず、気まずい関係になってしまいます。アンは同じくカスバード家に雇われている少年ジェリーや親友になったダイアナから如何にマリラがアンを心配していたから教えられても信じる事が出来ません。

 

  ある日、村でパーティが開かれました。パーティに来た人達はアンの出自をバカにし、目の前で彼女の容姿や育ちを悪く言って眉をひそめます。悪口を言わないのはダイアナとマリラ、マシューだけでした。思わず泣き出し、逃げ去るアン。そんな彼女を追いかけたのはマリラでした。「私を許してくれる?」そう言ってマリラは自らの過ちを謝罪し、アンを慰めました。

 

  翌日からマリラはアンに自分のことを"カスバードさん"ではなく"マリラ"と呼ぶように言いました。そしてマリラはアンに言います。「この本にサインしてほしい」それはアンをカスバード家に迎え入れるサインでした。儀式をしたいというアンの提案とマリラの意見の折衷案で木苺のジュースを飲む儀式をして、そして本にサインをしました。こうしてアンは"アン・シャーリー"から"アン・シャーリー・カスバード"になりました。

 

  なんて優しい世界!なんてあっさり解決する問題!「13の理由」がドロドロ&問題引きずりまくりだったため、問題が拗れずズバズバ解決するのがめちゃくちゃ気持ち良いです。マリラ普通に不器用なだけですしね。マシューの馬車に轢かれる話とか、他のドラマだったら気絶している間にアンが連れていかれて…とかなりそうですけど一切無かったですからね!

名作を蘇らせて、Netflixオリジナルドラマ「アンという名の少女」

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 「アンという名の少女」(原題 Anne with an E) 主演エイミーベス・マクナルティ

 

  第一話「運命は自分で決める」

 

    カスバード家の兄妹、マシューとマリラ。兄のマシューの心臓が悪い事もあり兄弟は孤児院から男の子を養子として引き取る事にしました。しかし、いざ当日になるとそこにいたのは赤毛の女の子、名はアンと言いました。マシューは仕方なしに女の子を連れて帰ります。厳しい女性のマリラはすぐにでも彼女を送り返そうとしますが、マシューはアンの魅力に興味を持っており、そしてマリラも次第に彼女に惹かれます。お試し期間として引き取られたアンには近所の噂好きおばさんレイチェルの失礼な言葉や同世代の女の子ダイアナとの出会いなど新たな人生を歩み始めます。フラッシュバックする辛い過去に苦しみながら、世界中で知られる赤毛でおしゃべりな少女の物語がNetflixで再び描かれ始めます。

 

  原作はいうまでもなく名作「赤毛のアン」です。ルーシー・モード・モンゴメリという人物が書いた小説が元であり、カナダが舞台となっています。舞台、映画、アニメ、漫画などあらゆるメディア展開をしている事から、タイトルを知らない人はいないのではないでしょうか。しかし、実は僕は「赤毛のアン」に触れるのは初めて、正直、"男の子と間違えられて引き取られた少女"って設定も知らなかったです。最近の同世代にはそういう人も多いのではないでしょうか?

  しかしせっかくNetflixオリジナルで、しかも原作の舞台のカナダが作ったってんだからこれは見ない訳にはいかないと見てみたのです!なんと第一話は大ボリューム1時間30分!最早映画なのです。しかしその大ボリュームのおかげで第一話でありながらアンの魅力がよーく分かる出来栄えとなっています!おしゃべりなところ、想像力豊かなところ、しかしどこか悲観的なところ、全てがぎゅっと詰まっているのです!そして魅力が詰まっているのはアンだけではありません。マシューの寡黙ながらに伝わってくるアンへの愛、マリラの厳しい中に見え隠れする優しさや思慮深さなど、丁寧に描かれているのです。これは作品のファンも納得の出来なのではないでしょうか!

  それにしても、アン役のエイミーベス・マクナルティですが、1800人の中から大抜擢されただけあり、アンをよく知らなくてもアンだと分かるその見た目、凄いです。

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本物のヒーロー

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「マインドホーン」(原題 MIND HORN) 主演ジュリアン・バラッド

 

  ソ連に捕まり改造され、真実を見抜く義眼を手にした刑事マインドホーン!…がテレビドラマで活躍したのは昔の話、今ではマインドホーンを演じたリチャードはハゲて太った売れない俳優です。そんな彼に何故が警察から依頼が来ます。というのも、マインドホーンが実在すると思い込んでいるイカれた殺人鬼がマインドホーンとしか対話しないと言い張っているのです。ドラマの刑事が実際の事件を解決したとなれば再ブレーク間違いなし!リチャードは再起をかけて再びマインドホーンになります…

 

   あらゆるギャップが見どころかつ笑いどころの本作。初めは犯人の逮捕に全力をかけている警察とあくまで俳優であり、ことの重要性が分かっていないリチャードのギャップ。犯人からの電話に出るのに発声練習をしたり電話に出るポーズを練習したりして警察を呆れさせます。しかも、いざ犯人と対面するとビビりまくりなのも笑えます。

  そして昔の成功した仕事仲間と落ちぶれたリチャードのギャップもまた面白いです。リチャードは体裁を保ちたくて売れっ子俳優のフリをしますが、本当に売れている彼らの前では滑稽も滑稽です。しかも、過去の関係者達に失礼な発言をしていた事もあり、リチャードは恥と屈辱を味わってしまいます。ただそれでも会うたび体裁を取り繕うのが面白いです。

  しかし、そんなギャップの面白さの中に、途中から事件の真相が現れます。事件の真相を知っているのはリチャードだけなので、彼は再び動き出すのですが、ここまで来てもやっぱり自分のため、名前を売るために動いており、なおかつこの時点では展開上"リチャードは頭がおかしくなってしまった"扱いされているので味方が全くいない状況なのです。さらにさらに、本人は全く望んでいないにも関わらず、リチャードは途中からマインドホーンの様に改造されてしまい、当時のマインドホーンの見た目に固定されてしまいます。ズラや義眼を接着剤でくっつけられるのです。この取り返しのつかない感、コメディ映画のど定番ですよねぇ。

  そして最後には真犯人と対面!ついに自分のためでなく、大切なものを守るために立ち上がるリチャード…いえ、マインドホーン!今までが今までなだけあり、このシーンもアツいです!ちなみに、リチャードが動き出す時はいちいち80年代のドラマっぽい音楽が鳴ります笑