これにてフェイズ3終了!「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」ネタバレ感想!
「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」(原題 SPIDER-MAN:Far From Home)
ネタバレ注意!
あらすじ
アイアンマン亡き後の世界。ピーターは科学旅行へとヨーロッパへと赴いていた。そこに現れたのは”別の地球”から現れた”ヒーロー”ミステリオ。スパイダーマンは、彼と、ニック・フューリーと共に新たな戦いに身を投じる。
概要
こんちは!Shoindyです!さて、いよいよ公開となりましたMCU最新作「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」。「アベンジャーズ:エンドゲーム」の後、MCUの世界はどう変化したのかと人々が期待する中、新たな物語が展開されました。次フェーズへの気になる伏線や起きた変化の面白さなど、振り返っていきましょう!
エンドゲーム後、世界はどう変わったのか
意外にも落ち着いている登場人物たち
エンドゲーム本編で、ハルクが再び指パッチンしたことにより、サノスの指パッチンで消滅した人々は帰ってくることが出来ました。
しかし、その間に過ぎ去った5年という歳月はそのままになっているため、消滅した人と消滅していない人の間に5年の差が生まれました。今作で初めて、帰ってきた瞬間が描かれましたが、どうやら消えた時そのままで急にぐわっと現れるようで、流石にその瞬間はパニックになっていましたね。また、アメリカの高校生は急激に成長する時期でもあるので、帰ってきたら弟がめっちゃイケメンでデカくなってた、みたいな個人の悩みはあるようです。
指パッチンが世界共通の認識なのも面白く
「彼は指パッチン組だから未成年よ」
とMJにチクられてCAさんにアルコールを取り上げられるフラッシュが面白かったです。生年月日だけだと成人してますからね。
次世代のアイアンマン
意外にも正常に機能しているMCUの世界。しかし、一方で世界は”次のアイアンマン”を求めるようになりました。当然ですよね、この世界ではもう誰も宇宙人の存在を疑いませんし、いつかまた脅威が迫ってくることを理解していますからね。作中の描写を見る限り、キャップがもういないことなども分かっているようなので、それも含めての”次のアイアンマン”への期待なのでしょう。
ラブでコメな展開も
そんな未来への不安や期待が高まる世界において、我らがピーターは…恋多き少年でした。多感な時期ですもんね。リズのことなんて一切無くなってしまったようで、ピーターはヨーロッパ旅行中になんとかMJといい感じになろうと計画を立てます。
これ、実はスパイダーマンにおいては非常に重要な要素だったりします。というのも、スパイダーマンが人気を博した理由って、その等身大性にあるんですよ。ヒーローなのに悩んでばっかりで、しかもその悩みが恋だったりと身近なもの。そんな人間臭いヒーローだからこそ、スパイダーマンは愛され、また日本でもヒットした要因であるといわれています。そのため、このMJと仲良くなろうとあがいている姿は非常にスパイダーマンをスパイダーマンたらしめている要素なんですね。
そんなMJ、ピーターが注目するようになって描写が変わったのか”めちゃくちゃ可愛い”。前作「ホームカミング」の時の不思議ちゃん要素が抑え目になり、純粋に旅行を楽しんでいる姿が本当に可愛いです。怖い時や楽しい時のシーンがめちゃくちゃ表情に出ているのが最高でした。ラストのNYスイング旅行のシーンがめちゃくちゃ良かったです。また、上手いな、と感じずにはいられないのが恋のライバル。前作で描かれていた通り、いわゆる”負け組”なピーターとMJ。そんなMJにピーターが恋をしたところで、ライバルなんていないハズなのですが、今回はライバルキャラクターが登場します。彼は”指パッチンで消滅しなかった”ために、今作から同級生になったキャラクターなのです。そのため、前回ではいなかったライバルが登場する事を自然に達成させました。
見ごたえたっぷりの戦闘シーン
さて、そんな世界において登場したヴィランのエレメンタルズと新ヒーローのミステリオ。そこにスパイダーマンが加わった戦闘シーンは本当に見ていて楽しいものでした。
色々なコスチュームで大活躍!
エレメンタルズとの戦闘では、いつもと違うスパイダーマンの戦闘を楽しむことができます。ヨーロッパの低い建物の中戦い、しかも相手は元素という圧倒的に不利なシチュエーションもそうなのですが、やはり色々な姿での戦闘というのが面白いですね。スーツを持ってこなかったが故の私服+ヴェネチアの仮面姿や、フューリーにもらったブラックスーツなど、見た目にも非常に楽しいものとなっています。
ミステリオ、彼は敵か、それとも…
そして予告編から視聴者を疑問の渦に陥れた存在ミステリオ。
彼は原作ではヴィランとして登場している上、元映画技師としての能力を活かして姿や周囲を自在に変化させ、スパイダーマンを惑わす戦法が主であるため、「PVの映像そのものが幻覚なのではないか?」や「いやいや、この紹介のされ方はヒーローだろう」など、様々な憶測を呼びました。
さて、ミステリオ…実際は…ヴィランでした。ミステリオことクウェンティン・ベックの正体はスターク・インダストリーズの元社員。シビル・ウォーの冒頭で登場した若きスタークのホログラム。スタークが「ゲロ」と命名し、切り捨てたあの技術を作り上げた男でした。ベックを始めとしたスタークに恨みのある人々が集まり、あらゆる技術を集めて作り上げたのがミステリオだったのです。この点はヴァルチャーを境遇を合わせていますね、スタークの残した黒い部分。
そんなミステリオ、目的とかは割愛させていただくとして注目してほしいのはその戦闘。正に想像していたミステリオの戦い方そのものなんです!PS4スパイダーマンのミステリオ戦をイメージしていただけると一番しっくりくると思うのですが、現実と幻覚の境目の無くし方が本当に巧いです。ベルリンでのミステリオ戦はミステリオの魅力が100%引き出されています!!
エンドクレジットの謎
さて、今回のエンドクレジットでは、フェイズ4を彷彿させるものが用意されていました。その謎を考察してみましょう。
今回描かれたのは、劇中登場していたニック・フューリーとマリア・ヒルがスクラル人だったという事。ここで終われば「シークレット・インベージョン」なのでしょうが、そのスクラル人はそう、キャプテン・マーベルで登場した善良なスクラル人タロス。タロスはそのままフューリーに連絡、通信を受けたフューリーがいたのは、宇宙にある巨大な基地だった。というものです。
さて、ここで一つ仮説。かつて展開されたイベントの中にフューリーの秘密が明かされるストーリーがありました。そのストーリーではヒーロー達の”秘密が暴露され”る中、”実はフューリーは宇宙で地球侵略を試みる異星人から地球を守り続けていた”という事実が発覚します。さて、今回のエンドクレジットで「スパイダーマン=ピーター・パーカーということが明かされ」(ヒーローの秘密が暴露され)、宇宙にニック・フューリーがいました。
そのイベントの名前は「オリジナル・シン」。
このストーリーでは、その他にもソーの妹の存在が明かされたり、シルクという新たなスパイダートーテムの存在が明かされたりもしています。例えば、今回は嘘だった別のアースの存在がこのイベントで明かされたり(そもそも、なぜベックはピーターの次元をアース-616〈コミックスにおける基本世界の番号〉と思ったのか)、ミュータントの存在が明かされてもおかしくないですよね?という事で、僕はオリジナル・シン展開説を推そうと思います。
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堂々完結!X-MEN最新&最終作「X-MEN:ダーク・フェニックス」感想!ネタバレあり。
「X-MEN:ダーク・フェニックス」(原題Dark Phoenix)主演 ソフィー・ターナー
あらすじ
X-MENのミッション中、宇宙の強大なエネルギーを吸収したジーンは強力になったサイキック能力を暴走させる。ジーンを取り戻そうとするX-MENに立ちはだかるのは、異星人と、他ならぬジーン本人であった…
概要
こんちは!Shoindyです!今回は公開されて間もないX-MENシリーズ最新作「X-MEN:ダーク・フェニックス」の感想をお送り致します!
”最後のX-MEN"と銘打って公開された本作。シリーズラストを飾るのはやはりX-MENの歴史において重要な意味を持つジーン・グレイとダーク・フェニックスの物語でした。原作がどんなものかは下記からどうぞ
さて、では最新X-MENはどのようなものだったのか、感想をどうぞ!(ネタバレあります)
健在!エフェクトマシマシの戦闘シーンはやっぱり熱かった!!
まず、第一に素晴らしかったこととしては、見ごたえたっぷりの戦闘シーン。これに尽きます。X-MENシリーズは今までもミュータントの能力の描写が非常に上手く、非常に見ごたえのある戦闘を繰り広げていました。特に、クイックシルバーの高速描写は本当に素晴らしく、高速移動の描写部門では他作品も含み僕の中でナンバー1です。
さて、そんなクイックシルバーの戦闘は…実は、今回は少なめ。というより活躍シーンそのものがかなり少ないです。前作、前々作でかなり活躍の場面が多かったのでバランスを取られたのかもしれないですね。
クイックシルバーの戦闘シーンこそ少なかったものの、他のキャラクターは大活躍!特に、映えたシーンがあったのはマグニートーとナイトクローラー。マグニートーは過去作のフューチャーパストなどでもスタジアムを持ち上げたりと磁界王としての能力を発揮していましたが、今作も電車を押しつぶしたり、半径20Mエメ…敵を銃で取り囲んだ一斉射撃などとにかく画面に映える映える。今作はチャールズの過去の罪が明かされてしまうため、人格者としても、能力者としても最高のポジションでした…まぁ、あれよね、いつものX-MENよ。
そしてナイトクローラー!いやー昔からBAMF(移動)の描写は素晴らしかったのですが、今回は存分に活かした戦闘になっていて本当に良かった(ナイトクローラー好き)!イメージでいえばスパイダーマンとストレンジのvsサノス戦っぽい感じ。狭い電車内での戦いも相俟って見事でした。
展開としては…
さて、そんな素晴らしい戦闘が魅力的な今作ですが…ごめんなさい、厳しいことをいうとかなり微妙でした。上の戦闘の魅力は本音ですよ?全く偽ってはいません。しかし、Xのシリーズの戦闘が楽しめるのって、結局はXのファンだったり、マーベルのファンな訳です。作品としての評価をしてしまうと、微妙と言わざるを得なくなってしまうのです。
まず、今作は覚醒したダークフェニックスの脅威を描くはずなのですが…異星人(惑星の名前忘れた)がサブのヴィランとして登場しました、まあ、ワールド・ウォー・Zのゾンビの如くなにも考えずに突っ込んでくる彼らがいたからこそ、ヒーローの戦闘シーンが映えたのは分かるのですが(フェニックスは強すぎて戦いにならないため)、それでも、要らないだろ…感が強かったです。
次に、キャラクターの扱い。上述したとおり、今回は出番が少なかったクイックシルバー。なぜ出番が少なかったのかというと、割と冒頭のvsフェニックスで足場を動かされてコケて怪我して退場。エンディングまで登場しませんでした。バランスを取りたかったのかもしれませんがそれは良くないぜ。納得せんよ。そして、まさかの同じシーンで死亡したミスティーク。
おそらく後述する理由で死亡することになるのですが、歴代シリーズで常に大活躍し続けたキャラクターをこんなにあっさり退場させるのか、と唖然としてしまいました。ちなみに死因は、フェニックスを説得しようとしたところ吹き飛ばされて、その先にあった突起に突き刺さって死亡。戦闘のカケラもありません。どうなの?さらに、今回チョイ役で登場したダズラー。めちゃくちゃコミックに寄せた素晴らしいデザインでの登場でしたが、歌って終わりだったのが残念。メインキャラクターとの会話すらなかった。
最後に、ビーストとスコットのポジションの違和感。これは歴代作品でスコットを1期生にしなかったツケ。今回、ミスティークの死亡を受けたビーストはチャールズに怒りをぶつけます(そもそもジーンの記憶をチャールズが封じており、それがバレたため暴走した)。チャールズが罪を認めなかったことでビーストはマグニートーの元へ向かい、フェニックスを殺害するために動き始めます。さて、恐らくミスティークが死亡したのはこのため、ビーストがマグニートーに助けを求め、共に同じ女性を愛した身として協力体制にするための犠牲。でもですよ、考えてみてください。これ、逆の立場だったらスコットがジーンの記憶を弄ったチャールズに怒りをぶつけます。これにより、怒りの原因がミスティークへの愛ではなく、ジーンへの愛になります。そして、スコットがマグニートーに協力を持ち掛けます。確かに、ミスティークの死亡が不要になるため、マグニートーの協力を得るには新たな要素が必要になりますが(ジェノーシャのシーンでジーンが住民を殺害すれば解決しますね)、そもそもスコットとマグニートーが協力体制になることに違和感が生まれません。
しかし、作中ではスコットは完全にチャールズの子分。非常に違和感。
まとめ
旧トリロジーでは後半微妙な評価を受けただけあり、今度のラストこそ!と、しかもそれまでは面白かったのでかなり期待していたのですが、なんとも言えない終わり方でした。しかし、戦闘は非常に素晴らしかったのもまた事実!次はMCUに参加するであろうX-MEN、彼らの活躍はまだ終わった訳ではありません!!
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【アメコミ感想】ワールド・ウォー・ハルク
あらすじ
シビル・ウォー前夜、世界のさらなる安定を願うアイアンマンらイルミナティのメンバーは、人類最大の脅威となり得るハルクの地球外追放を決定する。
シャトルに乗せられ宇宙に流されたハルクは、蛮族の惑星サカ―に漂着。数奇な運命を経て、サカ―の王となる。后を迎え、新たな人生を歩み始めたハルクだったが、シャトルの不意の爆発により、サカ―は灰燼に帰した。
今やハルクに残されたのは、彼から后を、全てを奪ったイルミナティへの復讐の念のみ。かくしてハルクの旅が始まった。捨てたはずの故郷への旅が。
シビル・ウォーに揺れた世界を襲うさらなる激震!怒りに燃えるハルクを前にヒーロー達に勝機はあるのか?マーベルユニバースを引き裂くバトル巨編、ついに邦訳!
本書より引用
概要
こんちは!Shoindyです!さて、今回紹介するのは「ワールド・ウォー・ハルク」。実は発売したばかりでもなんでもありません。というのも、いままで僕は発売したばかりのアメコミばかり紹介していました。しかし、そもそもブログを始める前にも多くの名作が邦訳で出ているため、その魅力を伝えないのはもったいないなと感じていたのです。そこでこれからは!再び!しっかり読み返してその感想、魅力を伝えていこうと思います!第一弾は「ワールド・ウォー・ハルク」!ハルクの真髄を見よ!
大暴れ!これが、これこそがハルクだ!
さて、今作「ワールド・ウォー・ハルク」は「プラネット・ハルク」というシリーズの続編にあたる作品です。前述にあるイルミナティの行動によって宇宙に飛ばされたハルク、しかし船内でハルクが暴れたため、生命のいない自然あふれる惑星にたどり着くはずだった船は惑星サカ―に不時着します。そこで展開されたハルクの物語が「プラネット・ハルク」。
そこでハルクはコーグやミークら異星人と共に、戦いを生き抜き、王となったハルクでしたが、ハルクをサカ―に飛ばした宇宙船が爆発。こうして怒ったハルクの復讐劇、それが本作「ワールド・ウォー・ハルク」です。
ハルクの特性
今作で描かれるのは圧倒的なまでの強さのハルク。それが魅力であり、見ごたえでもあります。ほぼ全編にわたってヒーロー達を圧倒する姿は劇中で語られる”ワールドブレイカー”という称号が見事にマッチしています。さて、ここで一つ皆さんに問いかけたいものがあります。それは…
「ハルクの強さってどれくらいだと思いますか?」
というもの。どう思いますか?ソーくらい?ハルクバスターには勝てないくらい?……正解は……限界はない、です。ハルクには攻撃上限というものが定められておらず、怒れば怒っただけ強くなるという能力です(最近は不死性も能力といわれていますが)。なので、今回の”愛する妻と国を滅ぼされた”ハルクはそりゃもう強いわけです。しかも、しかもですよ今回は普通に言語を話すレベルには知性があるハルクです。その状態でも半端じゃないくらい強いんですから、もし知性が無かったら…と思うと恐怖しかありません。
さて、では目に見えてどう強いのか、本作での描写を紹介しましょう。
①vsブラックボルト
インヒューマンでアティランの王ブラックボルト。彼の声は異常なまでの破壊力を秘めているため、普段は一切声を出さない生活を送っています。そんな一撃必殺のブラックボルトの攻撃に対し、倒します。しかもこれ、開始数ページでの出来事です。
②vsDr.ストレンジ
至高の魔術師であり、ブラックボルト同様にイルミナティのメンバーであるDr.ストレンジ。MCUでも強力なキャラクターですが、コミックスでもその強さは健在です。むしろコミックスでは魔術ほど万能なものはないので大抵のクロスオーバーでは無能にされます。そんなストレンジ、今作ではハルクの精神に侵入し、中のバナーを説得しようと試みます。ストレンジの独壇場であり、力が通用しない精神世界…バナーは…普通にハルク化してストレンジを締め上げます。精神世界?関係あります?それ。
③vsセントリー
当時、マーベルユニバースで絶大な力を誇っていたセントリー。太陽が100万個爆発したパワーと同等の力を備えています。精神を病んでおり、自分の中にヴォイドというヴィランの人格が潜んでいます。そんな彼なので、常に力を制御することを強いられていますが、今回ばかりはと、全力でハルクに対峙します。その迫力は、とにかく唖然とするばかりです。他のヒーローの介入の一切を許さないですからね。数ページに渡るその戦いは、正に伝説の決闘でしょう。
まとめ
とにかくハルクの迫力、強さが分かる本作。実はシビル・ウォーの直後ということもあり、キャップが死亡し、ヒーローが分断している最中、という背景もあります。そういったバックグラウンド込みでも楽しめますし、今作一作でも十分に楽しむことができます!ハルク好きは是非!!
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【アメコミ感想】X-MEN:ダークフェニックス・サーガ
あらすじ
X-MENの創設メンバーであるマーベルガールことジーン・グレイ。テレパシーとテレキネシスを操る彼女は、己の非力さに悩む日々を送っていた。
しかし、衛星軌道上で起きたX-MEN拉致事件をきっかけに、彼女は「フェニックス」として新たに生まれ変わる。
まるで別人のようなパワーの権化となった彼女は、幾度もX-MENの危機を救い、ついには宇宙の崩壊さえも食い止めた。
以前の気弱なジーン・グレイはもういない。だがしかし、フェニックスの変貌は彼女に恩恵をもたらしただけではなかったのである……
クレアモント、バーン、オースティン…黄金トリオの手による現代アメリカンコミックスの原点となった最重要ストーリーが登場!
本書より引用
概要
こんちは!Shoindyです!
さて、今回紹介するアメコミは、マーベルを語る上で欠かせない名作「X-MEN:ダークフェニックス・サーガ」です。ついに翻訳コミックスが発売となりました。
さて、今作がこのタイミングで発売されたのは公開を目前に迫られた映画「X-MEN:ダーク・フェニックス」の影響であることは言うまでもないでしょう。Xシリーズの最終作といわれているこの映画のラストに選ばれていることからも、「ダーク・フェニックス」のストーリーがいかに重要な立ち位置を占めているかがよく分かると思います。
そんな今作で描かれるのは上述あらすじの宇宙を崩壊を阻止だのなんだのを行った後の話。ヘルファイア・クラブに狙われながらも凶暴性を発現させてゆくジーンの葛藤と終焉を描きます。
登場キャラクター
今作が連載されたのは1980年代。X-MENの人気が高まっていた時代です。そんな今作で登場するヒーロー達はやはり今も名の知られたキャラクターとなっています。登場するのはリーダーサイクロップス、ウルヴァリン、コロッサス、ストーム、ナイトクローラー、そしてジーン。見事にビッグネームばかりです。さらに物語冒頭でセレブロが見つけ出した新たなミュータントはキティ・プライドとダズラー。
これまたビッグネームなだけあって、初登場の新米ミュータントなのが不思議な感じです。
敵として登場するのはヘルファイア・クラブの中でも中心的存在の「インナーサークル」と呼ばれるヴィランズ。協力者としてエマ・フロストが登場します。
名作の名に恥じない作品の魅力
インナーサークルのメンバーの一人であるマスターマインドにより、フェニックスはだんだんと精神を侵されてゆきます。そして最終的にはダークフェニックスとしてその能力を覚醒させます。ダークフェニックス状態のジーンはそれはもう超強力な存在。作中登場するシーア―帝国の女王リランドラの言葉を借りると
「ギャラクタスは飢えを癒すために惑星を食い尽くすが、フェニックスは飢えを癒すために宇宙を食い尽くす」
そういう存在です。最近「キャプテン・マーベルとどっちが強いの?」みたいな話をよく目にしますが、そもそも土俵が違うって事がよくわかると思います。わずか数コマで惑星を消滅させるシーンがあるくらいですからね。ちなみに、フェニックスが覚醒した直後にはファンタスティック・フォー、スパイダーマン、Dr.ストレンジ、シルバーサーファーがそのエネルギーを感じ取り警戒します。
そんなフェニックス、覚醒シーンももちろん真に迫る大迫力ですが、そんなフェニックスとX-MENの戦闘シーンもまたスゴイ。能力的には太刀打ちできない彼らですが、力を合わせて戦うその姿は古臭さを感じさせない気迫があります。皆が全力を出せない中、皆の為にジーンを殺害する決意で挑むウルヴァリンがまたかっこいい!それでもジーンの片鱗のせいで攻撃できなくなるのがなんともウルヴァリンらしいです。
ウルヴァリンといえば、今作を読んでいる最中に思わず
「うわ…かっこよ…」
と呟いてしまったシーンがありました。それがこちら。
どうですか!?めちゃくちゃかっこいいですよね!普段は目が白目で描かれているからこそ、ここでの睨みつける表情が刺さります。後ほど知ったのですが、このシーンは、まだ新しいキャラクターだったウルヴァリンの性格付けが完成したシーンだそうで、なんとも伝説的なシーンだったらしいです。
訪れる終焉
物語は最終的に宇宙規模へと発展します。空腹を満たすために惑星を食ってますからね、仕方のないことです。そして、宇宙で行われたジーンの処遇を巡る決闘の最中、再びダークフェニックスの片鱗が現れ始めたジーンは…自ら命を落とします。
悲しすぎる結末。本当は”サイキック・ロボトミー”によって能力を弱められたジーンがX-MENの保護下に置かれる結末だったらしいのですが(そのバージョンも存在する)、倫理的な観点からジーンは罰を受けることになったのです。今ではフェニックスはジーンそのものではなく、フェニックス・フォースという超常的生命体ということが分かっていますが、当時はハッキリしていなかったからですね。そんな最後のシーンもまた、悲しみと切なさが入り交じった名場面であることは否めないでしょう。最後に自己犠牲の精神をウォッチャーが語るのがまた秀逸です。
まとめ
マーベル誌に残る傑作「ダークフェニックス・サーガ」それは他のクラシックシリーズとは一線を画した正に「名作」と呼ばれるシロモノでした。古臭さを感じないどころかぐんぐん引き込まれるストーリー、必読の一冊です!!
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【アメコミ感想】アベンジャーズ:タイムズ・ランズ・アウトⅠ
あらすじ
無限に広がる多元宇宙《マルチバース》…無数の命が繁栄するこの並行世界に今、危機が迫っていた。
並行世界同士が衝突し、双方に滅びに至る《インカージョン》現象の発生である。
アイアンマンら、ヒーロー社会でも指折りの実力者ばかりで結成された秘密結社《イルミナティ》は、インカージョンを阻止すべく、自分達の地球と衝突する運命にある、もう一つの地球「アース-13761」を破壊する。
こうして当面の危機は去ったが、インカージョンが根絶されたわけではない。
地球の、宇宙の運命を左右するかつてない危機を前に、イルミナティ、そしてアベンジャーズは最大の試練の時を迎えようとしていた。
クロスオーバーの超大作『シークレット・ウォーズ』へと続く『タイムズ・ランズ・アウト』三部作の第一弾登場!
本書より引用
概要
こんちは!Shoindyです!今回紹介するのは5月末に発売されたアメコミ「アベンジャーズ:タイムズ・ランズ・アウト」の第一弾です。今作はインカージョンというイベントの前フリ的作品ではあるものの、その規模は前フリなんてものには留まらず、すでにおもしろさと複雑さが入り交じったものとなっています。しかしながら、今作を手掛けているのが、あの「インフィニティ」を手掛けたジョナサン・ヒックマン。当時、インフィニティの感想を記事にした時も書きましたが今回もまた複雑な訳です。これは多分あれよ、3冊揃ってから1本の大作として読むのが正解なやつです。ですが自分ももう2年前の自分とは違う訳ですよ、今作1冊だけでもしっかり楽しんでやりました!
三大勢力、ヒーローの”今”
さて、今作は前述したインカージョンにもつながる物語。インカージョンとは、宇宙同士がぶつかり合って衝突しあうというド級の大災害です。それが原因で登場人物はその勢力を分断することになります。方向性の違いってやつですね。
アベンジャーズ
老化したスティーブ・ロジャース率いるアベンジャーズは後述するイルミナティを追い続けています。
かつて、インカージョンを防ぐためにインフィニティ・ストーンを使用しようとしたイルミナティ、しかしそれは失敗に終わり、イルミナティは他のユニバース同様”衝突先のユニバースを破壊する”という結論に至ります。しかしそれに反対したのがスティーブ。イルミナティの面々はスティーブを黙らせるために彼のインカージョンに関する記憶を消し去ります。しかし、クロスオーバー「オリジナル・シン」でスティーブは記憶を取り戻し、結果、イルミナティを敵とみなすことになります。
この時点ではなんとS.H.I.E.L.D.の傘下のアベンジャーズ、メンバーはスティーブ、キャプテン・アメリカ(サム)、キャプテン・マーベル、スー・ストーム、ブラックウィドウなどなど、有名な面子です。
アベンジャーズ(A.I.M.)
一方でそんなアベンジャーズのやり方についていけなくなったのがアベンジャーズ(A.I.M.)。富豪の親を持つミュータントのサンスポット(能力は太陽エネルギーを使った腕力強化)を中心とした若いメンバーが集まっています。キャノンボールやマニフォルドの他にはなんとソーも所属しています。
ちなみに(A.I.M.)とあるのはA.I.M.を買収したから。実態は今まで通りなのですが、買収されたからヒーロー側です。世知辛い。
イルミナティ
元々は世界を導くリーダー的天才が集まっていたイルミナティ。その割にハルクを宇宙に送ったり、ストーンを集めて破壊しようとして失敗したりと余計な事をよくしています。彼らはアベンジャーズと対立し、インカージョンを防ぐ方法を考えていますが、そのうちにネイモアが脱却、アイアンマンはアクシス後失踪しています。メンバーはリード・リチャーズやハンク・ピム、ビースト、ドク・グリーン(ハルク)、ドクター・ストレンジ、ブラックパンサーなど。
カバル
最後の勢力はカバル。ネイモアを始めとし、なんとサノスやブラックオーダーが所属しています。衝突相手の全宇宙を破壊することに疲弊したイルミナティを見限り、自分達のユニバースを救い続けている彼らですが、サノスらは破壊前に虐殺を楽しんでいる節があり、ネイモアはカバルの現状に不安を感じています。
とまあ、見てもらって分かる通り、有名なキャラクター達はそれぞれの思想、意思によって分裂してしまっているのです。
動向の物語、アクションは少なめ
今作は序章の3部作の第1巻なので、導入感は否めません。しかし、それでもアマデウス・チョ vs アベンジャーズの見栄えのいい戦いや、堕落したスターク、怒りに燃えているキャップ、依然としてヒーローをしているソーなど新鮮で見ごたえたっぷりです。ちょいちょい出てくるドゥームの動きにも期待ですね。さらに、この一冊でも時系列を上手く描いており後半のイルミナティ視点は必見です。
上述したように3冊、さらにはシークレット・ウォーズが出てから読むと楽しめる部分、理解しやすい部分もあると思うので、この先への期待が高まります!
アベンジャーズ:タイム・ランズ・アウト I (MARVEL)
- 作者: ジョナサン・ヒックマン,ジム・チェン,パコ・メディナ,ニック・ブラッドショウ,ダスティン・ウィーバー,ヴァレリオ・スキッチ,ステファノ・カセッリ,ケブ・ウォーカー,マイク・デオダード,秋友克也
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【アメコミ感想】X-MEN VS. アベンジャーズ(プレミア・クラシック)
あらすじ
世界から恐れられる”X-MEN”と世界から称えられる”アベンジャーズ”。さらに超人部隊”ソビエト・スーパーソルジャーズ”が加わって3チームが大激突!
これまで幾度となく世界を脅威にさらしてきたマグニートー。いまやX-MENの一員となった彼だったが、かつての拠点アステロイドMの残骸が見つかったことで、不穏な動きを見せはじめる。X-MENにもマグニートーの真意が測りかねたが、不信感を募らせ、彼を追跡するアベンジャーズとソビエト・スーパーソルジャーズに先を越されるわけにはいかない。そして……世界中が注目するなか、ついに3つの勢力が激突する!
さらに恐るべき敵ルシファーをめぐるX-MENとアベンジャーズの初対決エピソードも収録!
本書より引用
概要
こんちは!Shoindyです!今回紹介するのは数日前に発売されたマーベル・コミックスのクラシック作品「X-MEN VS.アベンジャーズ」です。非常に似たタイトルに2012年に連載されたイベント「アベンジャーズ vs X-MEN」がありますがそれとは全くの別作品です。
今作はX-MEN VS. アベンジャーズと謳ってはいるものの、正確には3つ巴の戦い。ロシアのヒーローチーム、ソビエト・スーパーソルジャーズも入り交じっての戦いになります。マーベルでロシアといえばのクリムゾン・ダイナモとかですね。彼何故か日本製アニメによく登場するよね。
しかし、実はその3つ巴の戦いすらも実は今作の一端に過ぎません。今作は磁界王、マグニートーの物語としての一面が非常に強いのです。エリックおじいちゃんのお話は後述させていただきますね。
登場キャラクター
さて、一口に”X-MEN"や”アベンジャーズ”といっても、所属するメンバーが非常に多いので、今作ではどのようなキャラクターが登場するのか、軽く紹介させていただきます。
X-MEN
まずはX-MENのメンバーで今作の中心人物マグニートー。X-MENのメインヴィランとして非常に有名な磁力を操るミュータントです。しかし今回の彼はヒーローサイド。もともとアンチヒーローとしての面が強いですからね。彼はエグゼビアに代わってX-MENを率いる立場になっており、今作ではウルヴァリン、ストーム(能力を失っている)、ローグ、音を光に変える能力を持つダズラー、サイクロップスの弟ハボックが登場します。
アベンジャーズ
一方でアベンジャーズもまた面白いメンバー。アイアンマンは当時ウエスト・コースト・アベンジャーズに所属していたため登場しません。
登場するのはキャプテン・アメリカ、ソー、シーハルクなどの有名なメンバーに加えて魔剣エボニーブレイドを持つブラックナイト、エンシェント・ワンを師と仰ぐドクター・ドルイド、キャプテン・マーベルなどが登場します。キャプテン・マーベルに関しては皆さんのよく知るキャロルではなく二代目のモニカ・ランボー。キャロルのエネルギー吸収とは異なり自身がエネルギー体になる事ができます。
ソビエト・スーパーソルジャーズ
そして最後にソビエト・スーパーソルジャーズ。メンバーはエネルギーを反射する場を作るバンガード、ダークフォースと結びつきエネルギーを操るダークスター、熊になれる(!?)アーサ・メイジャー、クリムゾン・ダイナモ、優れた頭脳のチタニウムマンが登場します。うん、まぁ、それまでだよね。
風評×風評、X-MENの原点、そしてマグニートーの魅力。
さて、上述した通り今作はマグニートーの物語です。アステロイドM(基地)の残骸が発見され、そこに何としてでも向かうマグニートー。アステロイドMはマグニートーがヴィラン時代の産物であるため、それを求める彼にX-MENのメンバーは不信感を抱きます。一方で、アベンジャーズはそんなマグニートーを拘束し、過去の罪を裁こうと、ソビエト・スーパーソルジャーズもまた、ソ連がマグニートーによって受けた被害を償わせようとします。皆が皆正義を胸に抱えつつも争うその姿は、未来のシビル・ウォーを彷彿させます。
では、なぜマグニートーはアステロイドMを求めたのか。それは…やはり彼も、彼の中の正義を持っていたからでした。マグニートーは再びヴィランに返り咲こうとしていた訳ではありませんでした。彼は、アステロイドMにある回路を使うことで「世界中の人々からミュータントへの差別意識を無くす」ことを目的としていました。そう、元々X-MENはマイノリティがテーマとして掲げられた、今のマーベルの”多様性”にもつながる存在です。ミューティという蔑称も今作には登場します。彼らの悲願はいつも自分達の存在の証明です。回路を使えば、その悲願を叶えることが出来るのです。しかし、人間の意思を操作するというのは果たして”正義なのか?”マグニートーは再び苦しむことになります。彼はキャプテン・アメリカに意見を求めます。果たして、キャプテン・アメリカの意見は…。
まとめ
クラシック作品と今のマーベル作品は実は結構雰囲気全体が異なっておりまして、どちらも魅力的ではあるものの、どうしてもクラシック作品にはぎこちなさを感じる部分があったりもします。もちろん作品によってはですが。しかし、今作はそれがなく、スルッと読むことが出来るどころか、X-MENの根本テーマであるマイノリティを味わうことが出来る素晴らしい一作となっておりました。マグニートー、キャプテン・アメリカのカッコよさもたくさん詰め込まれており、是非とも一読していただきたい名作でした!
X-MEN VS. アベンジャーズ(プレミア・クラシック) (ShoPro Books)
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マーベルライジングを初視聴!新世代ヒーローの魅力全開!
「マーベル ライジング:シークレットウォーリアーズ」
あらすじ
新米ヒーローのMs.マーベルことカマラ・カーンとスクィレルガールのドリーン・グリーン。2人が立ち向かったのは若きインヒューマンの暴走事件、しかし、そこには壮大な秘密があった…
概要
こんちは!Shoindyです!
本日は、去年公開された新作アニメーション映画「マーベルライジング:シークレットウォーリアーズ」とその前日譚「マーベル・ライジング:イニシエーション」を視聴したのでその感想です!元々はDisney XDで放送されていたため、僕は見ることができなかったのですが、ディズニー・デラックスにも配信されいたため、先日遂に見ることができました!日本では今年の4月に放送したっぽいので、そこまで遅れてはないですね!
これが、Marvelイチオシの新世代だ!
さて、今作は上述しているようにマーベルの新世代キャラクターをピックアップしたものとなっています。そのため、有名キャラクターはキャップとキャプテン・マーベルくらいしか出てこないです。特に、イニシエーションではそれが顕著で、第一弾は作中「ゴースト・スパイダー」と呼ばれているスパイダーグウェンが主人公の物語でした。
印象的だったのは設定が結構異なっており、彼女は親友(ピーターじゃない)を殺害したインヒューマンを追いながら、殺害犯と疑われ、追われているというものでした。まだ日本放送(ものによってはアメリカの放送すらも)していないですが、ショートストーリーはこれに続いてアイアンハート、シュリ、アメリカ・チャベスのストーリーが続きます。
一方で本編はチームが結成されるまでのストーリーを描きます。イニシエーションを含めての作品であることをがしっかりしており、全てを含めて1つの物語であることが分かります。物語としては、子供向けアニメーション映画ということもあって結構シンプルですね。なので、ここでは注目のキャラクターを紹介しようと思います。
こんなやつらが登場するぞマーベルライジング
今作の主人公はカマラとドリーンな訳ですが、まぁこの二人は既に何度か紹介しているので今回は割愛。気になる方は是非こちらの記事をお読みください↓↓↓
ではその他にはどのようなキャラクターが登場するのでしょうか?
①クエイク
まず紹介するのはクエイクことデイジー・ジョンソン。ドラマ「エージェント・オブ・シールド」を見ていた方にはお馴染みのキャラクターですね。彼女は怪力が自慢のヴィランミスター・ハイドとインヒューマンの間に生まれた子で、2人の遺伝子が影響しあった結果振動を操る能力を身に着けています。コミックスではニック・フューリー・シニアが結成したシークレット・ウォーリアーズのリーダーでもあるので、今作に登場したのは適任ですね。コミックスのシークレット・ウォーリアーズはなぜか「人を怖がらせる能力を持つ子ども」がメンバーにいた記憶がめちゃくちゃ強いです。
②パトリオット
キャプテン・アメリカが実はヒドラ党員だった。という衝撃のストーリー展開をしたシリーズ「シークレット・エンパイア」にてパトリオットことレイショーン・ルーカスは登場しました、順序で言うと3番目のパトリオットとなります。ポジションとしてはファルコン(キャプテン・アメリカ)のパートナーですが、今作ではスティーブに鍛えられたシールドエージェントとして登場します。コミックスではブラック・ウィドウのA.I.に、作中ではキャプテンに鍛えられた戦闘技術を駆使して戦います。
③アメリカ・チャベス
そして最後に紹介するのは「アメリカ・チャベス」。ユートピア・パラレルという異次元出身で、神の力を使役します。能力としては強力な身体能力と、異次元を移動する力を持つ彼女は、今作でもメイン火力として大活躍します。面白いのは彼女の破壊跡はすべて星型になることですね。彼女もまた、カマラと同様にマーベルがテーマとして掲げ続けている”多様性”を抱えているキャラクターであり、両親は共に母親で、彼女自身も同性愛者です。アメリカ・チャベスの両親はライジングにも登場しますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?マーベルの新世代を飾る「マーベル ライジング」。そこにはもしかしたらこれからMCUに登場するかも?なキャラクターも登場している未来への希望にあふれた一作でした。ファー・フロム・ホームでマルチバースの存在が明かされた今、個人的にはぜひともアメリカ・チャベスに来てほしいです!
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